日本の家電量販店チェーン大手のヨドバシカメラに行くと、店内に流れる「ようこそヨドバシカメラへ」という中国語の標準語の放送が聞こえ、家に帰った時のような心地よさを感じたり、中国国内の店で買い物しているような気分になったりする。
秋葉原は東京の有名な電気街だ。24日の午後4時頃、秋葉原のヨドバシカメラに行ったところ、これまでよく目にした次々に来店する中国人観光客の姿がこの日はまったく見られなかった。中国人観光客が普段押しかけるデジタルカメラ売り場や電子ジャー売り場もいつもよりヒマそうだった。品定めする人は何人かいたものの、グループで買い物する中国人観光客はほとんどいなかった。同店でアルバイトする中国人留学生の李さんによると、同店は観光ツアーの団体を受け入れていないが、普段は大勢の中国人観光客が来店してカメラや炊飯器などを買っている。ところが今では一日にわずか数人しかいないという。