収入増に伴い中国人の消費習慣に変化が生じる中、中国のミルク市場も今後さらに拡大する流れだ。同市場を力強く支える輸入粉ミルクは、「脇役」としての立場から、より多くの人々の視線を引き付けるようになり、市場シェアが拡大を続けている。中国食品土畜輸出入商会のデータによると、輸入粉ミルクの市場シェアは2008年の約30%から50%に上昇した。北京晨報が伝えた。
中国市場に進出する輸入粉ミルクは、販売ルートの面で脆弱さが目立つ。輸入粉ミルクの伝統的な販売ルートは、外資系スーパーのメトロ等で、輸入粉ミルク市場において高いシェアを占めていた。これらの数十年間に渡り経営活動を行っている実店舗と比べ、ECサイトは輸入粉ミルクの取り扱いを開始してから日が浅い。比較的早かったECサイト「1号店」も、昨年ようやく取り扱いを開始したほどだ。