観光業議会は、過去1カ月間の日本ツアーの参加者は6-7割減少したと指摘する。観光業議会の董耀中・総幹事総幹事は「香港市民の多くがしばらくは日本で消費をしたくないと感じている。日本旅行を予定していた大陸部観光客の一部は香港に予定を変更するだろう」と予想した。観光業議会はまた、香港を訪れる観光ツアー数は1割増加し、1日平均400ツアーに達すると予測した。
香港観光発展局の田北俊主席は「国慶節期間、保守的に見積もっても前年同期比約1割増の85万人の大陸部観光客が香港を訪れると見られる。うち約半数は日帰り客だ。ホテルの予約率は約7割で、例年を1割ほど上回っているが、対応は可能だ。近頃、政府による取締りが功を奏し、水貨客(大陸部から香港への密輸品などの運び屋)は減少した。国慶節期間、ほとんどの観光客は純粋な観光を目的としており、水貨客は多くないと信じる」と指摘した。