香港「南華早報」はこのほど、「大陸部で離婚率が急上昇、原因は諸説紛々」と題する文章を発表し、大陸部における離婚率上昇の原因について、専門家のさまざまな意見を紹介した。社会の開放度が高まったため、経済が発展したためなど、様々な説が挙げられたが、中でも注目を集めたのが、「不動産価格の高騰が離婚率上昇の原因になった」という意見だ。これを受け、様々なメディアやBBSが離婚と不動産価格の高騰を結びつけようと試みた。中には「不動産価格が高すぎて可処分所得が無くなり、これが夫婦喧嘩の原因になった」と指摘するメディアもあった。環球時報が伝えた。
一方で、社会学者や結婚の専門家はこれに疑問を呈している。ある専門家は「確かに、不動産高騰のプレッシャーによってもたらされる夫婦間の問題も多いが、両者の間に明確な関連性は無い。離婚の原因は様々だ。真の問題は、人々が離婚を大したことと思わなくなり、結婚に対する態度がいい加減になったことだ」と指摘する。