世界銀行と国際通貨基金(IMF)は各国の一人当たり平均収入のデータを発表した。これは米ドルに対する購買力平価から計算したものだ。対ドルの購買力平価を用いずにレートだけで一人当たり平均収入を比較したなら、各国国民の平均購買力を客観的に示すことはできない。11年の中国の一人当たり平均収入は8400ドル、米国は4万8387ドルで、米国と中国とでは大きな開きがある。中国の一人当たり平均資本(物的資本、人材資本を含む)は米国よりもさらに少ない。一人当たり平均収入で考えると、中国の経済発展は米国にかなり遅れている。中国人の平均収入のレベルが米国に追いつくには、なお長い年月が必要だと思われる。
「人民網日本語版」2012年9月29日