中国の保険業界筋が8日に明らかにしたところによると、同筋が所属している保険資産管理会社が国慶節(建国記念日)連休前の数日間に株式持高を20億元以上増やした。一部はファンド経由で、そのほかは株式市場での直接買い入れだった。持高上位銘柄を中心に株式保有比率が引き上げられたという。9日付中国証券報が伝えた。
同じ時期に、その他のいくつかの大・中保険資産管理会社においても同じ動きがあった。同時期の保険資金による株式買い入れ規模は約100億元に達したと見られる。上述の業界筋は、A株市場は当面底固めの状況が続き、下げの余地が限られており、上値もあと約100ポイントと上昇が限定されていると見ている。
「中国証券報」より 2012年10月9日