9月、中国の土地市場の成約件数がピークを迎えた。同月の北京市の土地取引額は257億3700万元に達し、1―8の合計額をも上回った。9日付中国証券報が伝えた。
土地市場の回復と同時に、住宅価格の上昇傾向も続いている。9月の全国主要100都市の新築住宅の平均価格は8月に比べて0.17%上昇し、4カ月連続の上昇となった。
業界筋は、現在不動産開発業者の土地購入意欲が高まっており、土地市場の成約件数も今後さらに増加するだろうと指摘する。地価の上昇に伴い、不動産開発業者の値下げによる販売拡大の経営手法は通用しなくなり、住宅価格は今後小幅上昇の傾向が維持されると見られる。
「中国証券報」より 2012年10月9日