中国税関総署が13日発表したデータによると、9月の中国の輸出入総額が前年同期比6.3%増の3450億3000万米ドルとなった。そのうち、輸出額が同9.9%増の1863億5000万米ドルで、単月の輸出規模としては史上最高を記録した。輸入額は同2.4%増の1586億8000万米ドル、貿易黒字は276億7000万米ドルだった。15日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、「9月の輸出の好転は、前年同期の基数、クリスマス製品受注の増加、景気刺激策の効果など多くの要因によるものだ。しかし、1カ月のデータだけで、貿易情勢が好転したとは言えない。第4四半期に、輸出の大幅な伸びが続くことが困難で、貿易情勢がより厳しいものになる可能性もあるため、今後数カ月の貿易の回復状況に注意深く見守る必要がある」と指摘している。
「中国証券報」より 2012年10月15日