6大日系自動車メーカー販売台数減少幅35%超
中日関係の悪化によるマイナスの影響が深刻になりつつある。中国汽車(自動車)工業協会が発表した最新データによると、9月の日系自動車メーカーの新車販売台数は前月に比べ29.5%減少しており、ドイツ系メーカーは0.1%減、他国の自動車メーカーはアメリカが12.1%増、韓国が15.3%増、フランスが32%増だった。前年同期に比べ、日系メーカーの販売台数の減少幅は40.8%に上る。
日本6大自動車メーカーであるトヨタ・ホンダ・日産・マツダ・スズキ・三菱が発表した9月の中国における新車販売台数は前年同期に比べ、いずれも35―63%減少しており、減少幅の平均で40%以上となり、日系自動車メーカー全体が既に困難な局面に陥っていることがわかる。
「9月の損失は大きいだろう」と言う某日系自動車メーカーの社長は記者に対し、「現在、依然通常どおり稼動しているが、生産しているのは在庫車である」と話す。某大手日系自動車メーカーは成都市で開催されたモーターショーで千台に上る注文を獲得したものの、その後、同市の自動車4s店(販売、部品提供、アフターサービス、情報フィードバックを手がける総合サービス店舗)では、一日当たり3台のペースで注文がキャンセルされているという。