釣魚島問題による中日両国の経済・貿易・観光産業への影響は今も続き、両国間を結ぶ航空便の座席率も低迷している。中国国内の航空会社が相次いで日本行きの便のキャンセルや一時停止といった措置をとる中、中国の春秋航空は無料チケットの予約を開始し、ネットで話題となった。ところが、このキャンペーンに興味を示すネットユーザーはごく一部で、多くの人が冷ややかな反応を示している。
日本の地方政府から「補助金」
今回の春秋航空による無料チケット販売キャンペーンは控え目に実施され、ネットでの宣伝も行っていなかった。ネットユーザーが同社の上海発高松行き・佐賀行きのキャンペーン情報を知ったことが最初だった。
同社広報担当の張武安氏は取材に対し、日本の地方政府からある程度の補助金をもらったことを明かした。
今回のキャンペーンは公式サイトでの予約のみになるという。15日夜に開始し、16日午後までに1000枚以上が販売されたが、売り切れにはなっていない。
キャンペーンは控え目に実施されているが、中日関係に関心を持つ人たちからは注目され、ネットでも話題になっている。興味を示すネットユーザーもいるが、多くが冷ややかな態度を示すという状態だ。