米隔月刊の外交専門誌『ナショナル・インタレスト』のウェブサイトは10月16日、『中国が「「経済優先」の方針を放棄』と題する記事を掲載した。以下抜粋。
日本政府の釣魚島国有化をめぐる対立による中日両国関係の緊張を受け、中国の関係者は先週東京で開催されたIMF・世銀年次総会を欠席した。これは中国の外交政策が日増しに自信を高め、独断的になってきている一例だ。中国のこのような外交政策は、中国が米国やその他の貿易相手国との間に構築した、互恵関係に基づく経済環境を脅かしている。
これまで、中国の外交はこのようではなかった。1997−2005年、中国は非常にフレキシブルで老練な外交政策を実施していた。中国政府はさまざまな措置により、隣国および米国の観察者から好感を勝ち取っていた。