中国経済の成長率が7四半期連続で低下しており、日本企業にも幅広い面で影響が生じている。完成品・半製品の対中国輸出のみならず、日本の製鉄市場の景況にも影響が波及している。また、日本の一部産業が長期的に停滞するという見方もある。
日本商工会議所の岡村正会頭は18日の記者会見で、「中国の景気減速が、日本の成長に影を落としている。半製品の輸出が減少し、深刻な影響が出ている」と述べた。
中国の不動産開発の減速もまた、日本の建機メーカーの足を引っ張っている。ある日本企業は、「(中国)経済の減速を感じており、また公共インフラの施工も減少している。全体的な販売減による影響を受け、当社は現地工場の生産計画を常に調整している」と明かした。
中国の内需低迷が鉄鋼の過剰生産を引き起こし、価格下落の主因となっている。また鉄鋼業界関係者は、「対中国輸出を手がける日本自動車メーカーも、日本国内の生産計画を遅らせている。これも一定の影響を生んだ」と語った。