経済成長方式は、経済成長データよりも重要だ。経済成長率ばかりを強調し、経済成長方式のモデルチェンジを軽視すれば、荒削りな成長方式を促すことになるばかりか、最終的には経済成長が持続不可能となる。京華時報が伝えた。
中国国家統計局が18日に発表した経済データによると、中国の第3四半期のGDP成長率(前年同期比)は7.4%となり、過去14四半期で最も低い数値となった。
7.4%というGDP成長率を異なる角度から分析すると、経済の現状および今後の政策に関する異なる結論が導き出される。中国経済はこれまで8%以上、時には2桁という高度成長を維持してきたが、その中で今回の7.4%という成長率は物足りなさが目立つ。しかしその他の主要経済国と比較した場合、7.4%という成長率は得がたいものと言える。この成長率は、年初に確定された年間7.5%の成長目標から外れてはいない。今年第1-3四半期の成長率は平均で7.7%に達しており、第4四半期に輸出が大幅増となることを考慮すると、輸出経済はさらに持ち直す見通しだ。今年通年のGDP成長率は、年初の目標を上回るだろう。中国経済は今年に入ってから減速のリスクに直面してきたが、政府はこれを受けて安定成長に向けた主な調整・抑制目標を策定した。不動産市場の抑制が続く中での上述した成績は、経済の底打ちおよび持ち直しのシグナルと言える。