三峡中枢に関する次のようなデータがある。1kW当たり0.26元の電気料金で計算すると、三峡発電所の1日の水力発電量は、最大で1億4000万元に相当する。
三峡中枢の10年間の発電量(約7600億kW時)は、絶えることのない長江から約2億5000万トンの標準炭を取り出したことを意味する。
三峡中枢の発電ユニットの発電効率と水資源の利用率を高めるため、三峡発電所の電力生産を担当する中国長江電力股フン有限公司は近年、科学的な調整と厳格な管理に取り組んでいる。
生産管理と業務マニュアルの改善を続けることで三峡ユニットは安定稼働を続け、重大生産事故の「ゼロ記録」を守っている。三峡―葛洲バ中枢の現在の年間発電量は、当初の200億kW時未満から約5倍の1000億kW時に拡大され、水資源利用率が業界トップ水準となった。
三峡中枢の貯水により、これまで長江の水害に悩まされてきた江漢平原(長江と漢水が交わる地域)にも、穏やかな景色が広がっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月22日