中国の李克強副総理は先般、営業税の増値税(付加価値税)転換範囲拡大に関する座談会を主宰した。座談会で、李克強副総理は、構造的減税を以って構造調整と改革を推進し、営業税の増値税転換を契機に、産業構造のグレードアップを促進し、工業のイノベーションとモデルチェンジを後押しし、サービス業と中小企業の発展を加速させ、財政・税収体制を改革して健全化を図るべきだと強調した。22日付中国証券報が伝えた。
李克強副総理はまた、「第2、第3産業における営業税の増値税転換は、工業分野の分業化を促す役割を果たすことになる。企業が研究、開発とマーケティングを強化する余地が広がり、企業構造が「オリーブ型」から「ダンベル型」へと変化を遂げることが期待できる。研究開発・設計・マーケティングなどの部門は、今後企業の本業から切り離され、より効率の高いイノベーションの主体になる」と指摘した。
「中国証券報」より 2012年10月22日