「気候変動に脆弱性を持つ諸国会議」の主席、バングラデシュのハシナ首相は、「気候変動のバングラデシュに対する影響は深刻で、気温が1度上昇すると、農業では10%の生産性損失につながる。これは穀類にすると約400万トン、金額にして25億ドルの損失を意味する。これによる不動産業界やその他の損失を加味すると、気候変動による経済的損失はGDPの3-4%になる。また海面が1メートル上昇するごとに、バングラデシュの低地の5分の1が水没し、3000万人が行き場を失う」と語った。
気候変動により最も深刻な影響を受ける世界20カ国により構成される同会議の委託を受け、DARAは上述した報告書を完成させた。同報告書によると、炭素排出量が著しい経済国、それに伴い発生する気候変動により、世界で毎年約500万人が死亡する。このうち90%が大気汚染によるものとされる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月22日