中日間の釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題を受けて、日系車の中国での販売台数が8月中旬以降、大幅に落ち込んでいる。中国汽車(自動車)工業協会の統計によると、今年9月の日系乗用車の中国での販売台数は16万台で、前月比29.49%減少し、前年同月比では40.82%減少し、市場シェアは前月比6.46%低下した。一方、同月の中国独自ブランド車の市場シェアは同6.29%上昇した。
ある日系企業の幹部は現状を憂慮して次のように述べた。日系車を欠いた中国市場の競争は不完全なものといえる。日系車が打撃を受ければ、別のブランドが値上げしたり、サービスを低下させたりする可能性があり、最終的に損をするのは消費者だ。
自動車産業アナリストの賈新光氏によると、こうした局面はそれほど長くは続かない。状況が緩和されれば、日系車の状況も好転し、中国で業績を上げられるようになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年10月23日