国連貿易開発会議(UNCTAD)がこのほど発表したデータによると、中国は今年上半期に米国を抜き、世界最大の海外投資目的地となった。統計データによると、1−6月に中国に流入した海外直接投資額は591億ドルに、米国は574億ドルとなった。高度成長中の発展途上国が、企業に対する魅力を増した。
今年上半期、世界の海外直接投資総額は、前年同期比8%減の6680億ドルとなった。米国に流入した海外直接投資額は370億元減少し、大型の発展途上国に流入した海外直接投資額は230億ドル減少した。
10期目となる『世界投資傾向モニタリング報告』によると、2012年上半期の世界の海外直接投資総額は6680億ドルとなり、前年同期比610億ドル減となった。これは世界経済の復興の遅れ、世界的な需要低迷、監督管理政策の変化によるリスク増が主因で、多くのグローバル企業が海外投資に対して慎重な姿勢を示している。