依然として魅力的な中国市場
中国商務部の研究員の聶平香氏は、「日本企業が短期間内に対中国投資を減らす可能性は低い。香港を除けば、中国に最も多く投資しているのは日本だからだ」と分析した。
日本貿易振興機構(ジェトロ)の2011年の調査報告書によると、調査対象となった日本企業のうち、対中国投資の拡大を希望する比率が67%に達し、欧州企業の59%を上回ったが、米国企業の83%を下回った。
李所長は日本経済界と接触した際、日本企業は中国と経済的な利益を共有できないと懸念していることを聞き知った。
一部の日本企業の関係者は李所長に、「日本は工場を東南アジアに移転できるが、最終的な市場はやはり中国にある。また中国市場に対する経営権を重視しており、中国との経済が冷え込みすぎないことを願っている」と語った。