人民元の対米ドル現物為替相場は25日、為替改革以来最高となる1ドル=6.2417元に達した。同時に1日の許容変動幅(1%)の上限に達し、取引終了となった。これは人民元の対米ドルの許容変動幅が設定されてから、初の「ストップ高」となった。
これまでも人民元の現物為替相場が上昇し、1日の許容変動幅の上限に迫ったことがあるが、この上限に達することはなかった。ところが昨日の午後、1ドル=6.2417元で「ストップ高」となり、取引が終了された。同日の取引時間中の基準値であった1ドル=6.3047からの変動幅が、ちょうど1%に達した。
人民元の現物為替相場の上昇は、今に始まったことではない。9月より人民元の対米ドル現物為替相場は上昇を続けており、今週火曜日と水曜日には1ドル=6.2480元の、為替改革以来の最高値をつけていた。