トヨタの狙いを理解することは難しくない。しかしこれまで、2013年にゴルフ等の中国産EVを発売すると明確にしていたフォルクスワーゲンがパリモーターショーで出したシグナルは、理解し難いものである。
フォルクスワーゲンの中国現地法人の関係者らは、「中国での発展戦略(2018年にEV業界のトップ企業になり、毎年30万台を販売する)に変化はない」と表明したが、「どちらの技術にも取り組むが、当社の発展の重点はPHVに置かれる」と強調した。
賈氏は、「2社のEV事業に対する消極的な態度は、経営戦略上の調整だ」と指摘した。「経営戦略上の調整」を行ったのは2社のみではない。閉幕したばかりのパリモーターショーにおいて、アウディA3、ボルボV40、三菱アウトランダーのPHV版が展示され、数年内の発売が宣言された。低迷するEV、好調なHVが対照的だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月26日