海外メディアによると、米国の近年の石油産出量が急増しているため、米国がサウジアラビアに代わり世界最大の石油産出国となる見通しだ。中国新聞網が伝えた。
石油価格の高騰、新掘削技術の応用による影響を受け、米国の原油および液体炭化水素化合物の産出量は今年、7%増の日量1009万バレルに達する。米国の原油産出量はこれで4年連続の増加となり、1年あたりの増加幅は最高となった。
米国エネルギー省の予測では、米国の原油および液体炭化水素化合物の産出量(バイオ燃料を含む)は来年、日量1140万バレルに達する見通しだ。これは米国にとって過去最大量であり、サウジアラビアの1160万バレルに迫った。シティバンクは、米国の原油産出量が2020年までに1日平均1300-1500万バレルに達し、北米が「新たな中東」になると予想した。
米国は2002年にも、世界最大の石油産出国となったことがある。その後は、サウジアラビアとロシアが各国の石油産出量ランキングの1・2位を占めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月26日