英紙『フィナンシャル・タイムズ』は10月26日、記事「日本が財政の崖に直面」を掲載した。主な内容は下記の通り。
財務省は金曜日、国債市場特別参加者会合を開催する。政治膠着が日本の財政に深刻な影響を与える可能性について、懸念が深まっている。日本は世界最大の国債市場を持つ。
日本の政界では、38兆3000億円(約4790億ドル)の赤字国債発行により今年の赤字予算の埋め合わせを行う、特例公債法案の成立が遅延している。
これに反対する野党は、同法案の賛成の条件として、野田首相に解散・総選挙の約束を履行するよう求めている。野田首相はこれまで解散の日程については言及を避けており、政権与党の民主党の敗北を懸念している。世論調査によると、民主党の支持率は著しく低下している。