最近、株式チャートの日足が「10連陽線」が見られるなど、香港株式市場は全面高となった。このホットマネーの投機的取引による香港株の急騰状況は、先週金曜日にようやく一段落した。29日付中国証券報が伝えた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に量的緩和第3弾(QE3)を実施して以来、香港市場に流入したホットマネーの規模が急速に膨らんでいる。
香港金融管理局はこれまでに数度に渡り市場に資金を注入し、香港ドルの為替相場を安定図った。香港特別行政区政府は26日、香港の戸籍を持たない人とすべての企業が香港で住宅を購入する際、印紙税を上乗せすると発表した。香港市場へのホットマネーの流入に歯止めを掛けることが狙い。
「中国証券報」より 2012年10月29日