日本製造業の時代は終わったのか?

日本製造業の時代は終わったのか?。 シャープ、ソニー、パナソニック等の日本の電子大手は、赤字やリストラというキーワードと結びついている。果たして日本製造業の時代が終わったのか?これについて、中国社会科学院の日本経済専門家の姚海天氏と集積回路の小売を手がける科通芯城の朱継志執行副総裁に聞いた…

タグ: 日本製造業

発信時間: 2012-10-30 17:05:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シャープ、ソニー、パナソニック等の日本の電子大手は、赤字やリストラというキーワードと結びついている。

ソニーは10月19日、2012年度内に2000人の大規模リストラを実施すると発表した。このうち約半数は本社を含む間接部門の人員が含まれる。今年8月に発表された2012年度第1四半期(4月1日−6月30日)報告書によると、同社は3億1200万ドルの赤字を計上した。

シャープは昨年、3760億円という過去最大規模の赤字を計上したが、2012年度第1四半期の業績にも好転は見られず、赤字額が前年同期の490億円から1384億円(約18億ドル)に上昇した。ゴールドマン・サックスはシャープの投資判断を「売り」に引き下げた。同社の株価は38年ぶりの安値を記録した。

中国社会科学院の日本経済専門家の姚海天氏は取材に応じた際に、「日本製造業の時代が終わったと結論を下すのは早計だ。日本はMC( Materials&Components、電子材料・部品)産業で依然として高い競争力を持っている。MCは産業チェーンの川上に位置し、利益率が高い。多くの製品は外国では生産できず、国外製品の品質も遠く及ばない」と語った。

集積回路の小売を手がける科通芯城(Cogobuy)の朱継志執行副総裁も記者に対して、「日本は集積回路分野で高い競争力を持つ。多くの集積回路で使用されている加工技術は、すべて日本が発明し定義付けを行った(コンデンサ等)。電子材料分野でも、日本のレアアース利用技術は世界トップ水準に達している。レアアースは、ほぼすべての集積回路の製造に用いられる」と説明した。

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