香港ドルが上昇し続けていることを踏まえ、香港の中央銀行に相当する香港金融管理局(HKMA)は10月31日、相場を安定させるため、香港ドル売り・米ドル買いの市場介入を実施した。介入規模は27億1300万香港ドル。11月1日付中国証券報が伝えた。
HKMAの為替市場への介入は10月に入ってから6回目になる。介入額の累計は197億8700万香港ドル。市場関係者は「11月1日に発表される香港銀行システムの資金残高は1684億香港ドルに達する」と予想した。
HKMAが10月31日に発表したデータによると、9月末時点で、香港の外貨基金の総額は2兆6465億香港ドルに達し、8月末に比べ858億香港ドル増加。9月末の外貨預金残高は0.6%上昇した。
因港元汇率持续走强,香港金融管理局10月31日动用27.13亿港元买入美元以稳定港元汇率。这是10月香港金管局第6次出手干预外汇市场,累计动用197.87亿港元。市场人士预计,11月1日公布的香港银行体系结余将上升至1684亿港元。
香港金管局10月31日公布,截至9月30日,香港外汇基金总资产达26465亿港元,较8月增加858亿港元;外币存款总额上升0.6%。
「中国証券報」より 2012年11月1日