B2C市場の成長率が、今年初めて低下を見せている。アイリサーチが1日発表した統計データによると、中国国内の第3四半期のB2C市場の取引額は前四半期比13.2%増の1011億元となったが、成長率は前四半期の43.7%から大幅に低下した。北京商報が伝えた。
アイリサーチは1日、中国EC市場の第3四半期のデータを発表した。それによると、中国のネットショッピング市場規模は前四半期比5.9%増の2842億2000万元となったが、増加率は前四半期の17.6%から低下した。これはB2C市場と同じ状況だ。
中国の300社余りのEC企業のうち、サイトのアクセス数が増加したのは78社のみだった。中心的なB2Cが業界の発展をリードしており、市場の集中度が高まる傾向が強まっている。
アイリサーチによると、第3四半期のB2C企業の取引額トップ5は、天猫、京東商城、騰訊電商、蘇寧易購、アマゾン中国の順となった。このうち天猫は552億5000万元の取引額により、B2C市場の半分のシェアを占めた。しかし天猫は8月15日に各社が実施した価格戦争に加わらなかったため、市場シェアが前四半期より2.5ポイント低下した。8月15日の価格戦争の主導者である京東商城と蘇寧易購の市場シェアは、それぞれ0.9ポイント・0.5ポイント上昇した。
「人民網日本語版」2012年11月2日