2012年11月1日、中国の通信機器大手・中興通訊(ZET、本社・広州)の世界でのスマートフォン(多機能携帯電話)出荷台数が今年第3四半期(7-9月)、韓国のサムスン、米アップル、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)に続く世界4位になったことが、米調査会社IDCの最新報告書で明らかになった。中国の通信機器大手が世界トップ4に入るのは初めて。
データによると、中興通訊の今年第3四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比82.9%増の750万台に達し、増加率でサムスンに次ぐ世界2位となった。市場シェアも前年同期の3.3%から4.2%に拡大した。一方、フィンランドの携帯電話機大手ノキアは初めてトップ5から滑り落ち、代わって中国の宏達国際電子(HTC、本社・台湾)が5位に入った。
業界関係者は中興通訊の世界販売台数が増加した要因として、(1)新興市場で普及型スマートフォン分野の開拓が進んだ(2)中・高級スマートフォン市場に力を入れ、欧米市場で業績を急速に伸ばした―の2点を挙げた。
(新華網日本語)2011年11月4日