科学的で健全かつ持続可能な都市化は単なる都市の増加と農村人口の減少ではなく、都市機能を整備し、庶民生活を便利にすることがより重要だ。過去10年間に都市は規模の拡大を続けると同時に、公共サービス水準を徐々に高め、社会事業の発展を加速した。
第11次五カ年計画期に全国の地級以上の都市の域内総生産は2005年の11兆3144億4000万元から2009年には20兆7728億5000万元へと年平均14.3%増加した。公共の図書館や文化館のカバー率は90%を超え、病院や診療所の1万人あたり病床数は2005年の48床から57床に増加した。
各都市事業の全面的発展に伴い、都市の雇用吸収力も高まり続けている。2011年の都市労働人口は3億5914万人で2002年と比べて1億755万人増加し、年平均1195万人の増加を示した。全国の総労働人口に占める都市労働人口の割合は47%で、2002年と比べて12.7ポイント増加した。都市雇用の急速な増加は、農村労働力の都市への継続的流入を先導した。
これと同時に農村の様相も急速に改善し、都市と農村の経済・社会発展一体化の新たな構造が徐々に形成されている。2011年に全国の県・郷道路の総延長は160万キロメートルで、2002年と比べて26万キロ延びた。東部と中部の全村に道路を開通する目標はすでに達成され、西部でも98%の行政村に道路が開通している。飲料水プロジェクトによって、農村の3億2600万人の飲料水の安全性の問題が解決された。
「人民網日本語版」2012年11月4日