中国国務院発展研究センター対外経済研究部の隆国強部長はこのほど『人民日報』の取材に応じた際に、「中国の投資環境の新たな優勢が形成されており、国際競争に加わるための構造がアップグレード中だ。今後10年間、中国は独特な投資環境の優勢を維持するだろう」と述べた。
――対外開放した中国の外部環境には近年、どのような変化が生じているか。
隆部長:金融危機前と比べ、世界の経済成長率と経済構造には変化が生じた。まず、今後一定の期間に渡り、先進国の経済成長が低迷し、新興経済国が比較的高い成長率を維持する趨勢に変化は生じない。世界貿易の増加が緩慢で、中国の輸出業界の外需が低迷する。
次に、グローバル化推進の方法は、各国による主導から地域経済主導型に変わる。新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の停滞に伴い、地域貿易協議が過去10年間に渡り積極推進された。中国はWTO加盟後も、自由貿易区(FTA)戦略を積極的に実施し、より安定的・開放的・透明的な対外貿易環境を整備している。
それから、金融危機発生後、先進国は製造業の重要な地位を再認識しており、技術重視による経済発展の実現をより重視するようになった。新型工業化国家は、新たな技術条件下、いかにして技術面の飛躍を実現し、産業化の進展の中で機先を制するべきかを注目している。新たな技術革命の情勢は、中国にとってチャンスと課題を意味している。
国务院发展研究中心对外经济研究部部长隆国强日前在接受本报采访时表示,我国投资环境新的优势正在涌现,参与全球竞争的结构正在升级,未来10年,我国仍独具投资环境优势。
问:我国对外开放的外部环境近年来都有哪些变化?
隆国强:与金融危机以前相比,全球经济增长速度和格局都发生了变化。首先,未来一段时间,发达国家经济总体低迷、新兴经济体保持较高增长态势的趋势不会改变。全球贸易增长缓慢的背景下,我国出口行业外需萎缩。
第二,全球化推进的方式由多边主导转向区域经济合作主导。随着多哈回合谈判的停滞,区域贸易谈判在近10年内蓬勃而兴。中国加入WTO以后也表示要积极实施自由贸易区(FTA)战略,以营造更加稳定、开放、透明的对外贸易环境。
第三,金融危机以后,发达经济体重新审视制造业的重要地位,更加重视依靠技术进步实现经济发展。新型工业化国家都在关注:在新的技术条件下如何实现关键技术的突破,从而在产业化进程中抢得先机。新一轮技术革命的形势对我国意味着机遇和挑战并存。