中国アニメ産業 生産高が760億元規模に (2)
中国文化部が2年間のリサーチを経て、中央宣伝部、中国工業情報化部などと共同で制定した携帯電話(モバイル端末)アニメ基準も、対外的に公表された。専門家は、その中に含まれる「携帯アニメファイルフォーマット基準」は、現在の携帯アニメ設備・コンテンツを幅広くサポートすることが可能で、高い拡張性を持つと評価した。
中国文化部文化産業司の高政副司長は、「中国アニメ産業の市場主体は、高度成長期にある」と述べた。報告書によると、中国文化部、中国財政部、国家税務総局の認定を受けたアニメ企業数は、2012年に500社(重点アニメ企業は34社)に達した。そのうち生産高が1億元を超える企業は13社に達し、湖南拓維情報システム股フェン有限公司、広東奥飛アニメ文化股フェン有限公司が中国国内で上場を実現した。「喜羊羊与灰太狼」(シーヤンヤンとホイタイラン)のアニメ映画、「熊出没」、「虹猫藍兎」など20のアニメ作品が「国家アニメブランド建設・保護計画」に入選し、ブランド化開発価値を持つ中国オリジナルアニメの代表となった。
上海は国内アニメ産業のイノベーションセンター・取引センターとなるための取り組みを続けており、2015年までに「中国的要素を持ち、国際的に制作し、海外マーケティングを行う」アニメを3-4作品制作し、上海オリジナルのアニメ優秀作品を海外アニメ主流市場に送り込むとした。上海アニメ産業の年間生産高は2012年に70億元を上回り、前年比11.1%増となった。上海は2012年にアニメ映画を11作品公開し、4億5000万元の興行収入を叩き出し、作品数と興行収入がいずれも全国一となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月13日
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