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japanese.china.org.cn | 30. 12. 2013

鎮江生態ニューシティ建設が正式にスタート

タグ: 鎮江生態ニューシティ 周牧之 鎮江

 

写真1 挨拶する朱暁明鎮江市市長

 

鎮江生態ニューシティ建設の着工式が12月28日午前、江蘇省鎮江市内で行われた。楊省世同市委員会書記が序幕し、朱暁明市長、周牧之東京経済大学教授らが挨拶した。日本から南川秀樹環境省前事務次官、安斎隆セブン銀行会長、大西隆日本学術会議会長、武内和彦国連大学副学長、山本和彦森ビル都市企画株式会社社長、イタリアから著名なデザイナーのマリオ・ベリーニ氏、鎮江市の李国忠政治協商会議会長、張慶生人民代表大会常務副主任ら国内外の専門家、政府官僚、開発機関関係者らが着工式に出席した。李衛平副市長が式典を進行した。

鎮江生態ニューシティ(鎮江生態文明先行区)は、鎮江市委員会、同市政府による新しい生態文明社会建設プロジェクトとして、都市化と環境という中国が直面する二大問題の解決に挑む。中国国務院の同意を得て、中国国家発展改革委員会により「蘇南現代化建設モデル地区計画」の一つとして位置づけられた。計画によると、東の京杭大運河から西の句容市境界、北の十里長山及び丹徒新城勤政南路から南の滬蓉高速道路に至る計画面積220平方キロメートルのエリアに建設する。先行区には東から西に向かって「オウバイ」「桃の花」「ツツジ」「ツバキ」「ニチニチソウ」の花を象った5つのアイランドを造り、各アイランドは中心区、産業パーク区、居住区、大型文化レジャー施設で構成され、独立した交通、エネルギー、上下水道システムを持ち、都市機能が整った都市空間をそれぞれ形成する。「耕地をあまり減らさず、建設用地を増やさない」という土地の集約的利用モデルに則り、生態文明先行区の開発面積は総面積の35%とし、残りの65%は生態空間とする。高密度、混合型の立体都市として、人口密度が高く開発程度が低い「生態都市」を建設する。

鎮江生態ニューシティの建設はまず11.1平方キロメートルの「オウバイ」アイランドで開始する。開発用地は3.8平方キロメートル、生態用地は7.3平方キロメートルで、交通ターミナル、ビジネスセンターなどを建設する。

朱暁明市長は挨拶の中で、「鎮江市は、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議と市委員会第6期委員会第7回全体会議の精神を貫徹し、生態都市建設を市の主要な発展戦略としている。生態文明先行区の建設は生態優先の理念を持って、複数の計画をまとめる計画方式とアイランド建設方式とで行う。鎮江市は、生態文明先行区の着工を新たな起点とし、プロジェクト化の推進、アイランド化開発、入念な取り組み、科学的工事、着実な計画の実施により、理想を現実なものとさせるため、現代産業と科学技術の人材を集約し、都市と農村部を統一的に発展させ、生活の質に優れた生態文明先行区を早期に完成させる」と決意を述べた。

 

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