SF映画の中でしか見ることができなかった「スカイカー(空飛ぶ自動車)」が現実のものになりつつある。17日付けの英デイリー・メール紙によると、スロバキアのエアロモービル社は2017年にも同社の『エアロモービル3.0』を量産化。2025年までには自動運転機能を備えたスカイカーを売り出すという。
エアロモービル社はこの20年間、エアロモービル1.0から同3.0プロトタイプまで数々の試作を行なってきた。エアロモービル3.0は2.5をバージョンアップしたもので、機体や主翼、タイヤはすべて複合素材を使用。航空電子設備や自動操縦装置、パラシュートも装備されている。
現在開発は順調で、技術やコスト、法律面での課題が残るものの、それらは解決可能だという。同社のユライ・ヴァルリクCEOは「機体は軽量でかつ強くなければならない。政府の衝突安全テストも当然クリアする必要がある。ただ我々はそれらの問題を2~3年で解決できると考えている」と強気だ。一方、値段の方は高級素材を使用するため、それ相応の値段となるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月21日