厳しいトレーニングを経て「出発」の準備万端
「遼寧で最も美しい高速鉄道」と称される瀋丹(遼寧省瀋陽-丹東)高速鉄道の開通が迫っている。「最も美しい高速鉄道」の「最も美しい風景」は、言うまでもなく女性アテンダントだ。彼女らは間もなく、その美しい姿を人々の前に披露し、心づくしのサービスを乗客に提供する。人民網が伝えた。
乗客の需要を満たすため、瀋陽鉄道局瀋陽旅客輸送段は、計25班の瀋丹高速鉄道旅客運送チームを編成した。各チームには、リーダー1人職員3人が配属される。25チームの内訳は、瀋丹本線に9チーム、瀋丹クロスボーダー線に16チーム。瀋陽旅客輸送段は今年1月、全部で10の旅客輸送チームの「瀋丹旅客輸送専用」乗務員を一斉募集した。「優秀な中からより優秀な人材を選ぶ」との原則にのっとり、面接試験と選考作業を繰り返し、最終的に75人の瀋丹高速鉄道乗務員が確定した。
面積約30平方メートルの高速鉄道乗務員訓練室は、「高速鉄道アテンダント誕生基地」と称されている。室内の壁の3面には、大きい鏡が備え付けられており、アテンダント予備軍の女性たちは、さまざまな角度から自分の「世にも美しい姿」をチェックすることができる。赤く大きな字で書かれた「イメージを作れば、形に現れる」という言葉が、ひときわ人目を引く。だが、やはり最も惹きつけられたのは、実技訓練を行っていた8人のアテンダント予備軍たちだ。彼女らは、勤務時に身に着ける制服姿で、動作やマナーの訓練を受けていた。頭の上に本を乗せていても、微動だにせず美しい微笑みを浮かべている。
「お客様が求めるサービスだけを行い、求められなければ邪魔をしない」をサービス理念として、南方航空の職員育成を担当する趙氷梅教授に旅客運送サービス心理学の講義を依頼、彼女らのサービス理念をより良いものに変え、彼女らが内包するサービスの質を高めた。丹東地区に住む朝鮮族が乗車した際の実際需要に対応するため、彼女らに朝鮮族語のトレーニングを実施、朝鮮族の旅客とスムーズに会話できることを目指している。
アテンダントのひとり、楊磊さんは、2013年からこの仕事に就いている。「このようなトレーニングは大変ではないですか」との問いに対し、楊さんは、「自分が好きで選んだ仕事なので、トレーニングが大変だと思ったことはない」と答えた。同じくアテンダントの于瑩さんは、旅客輸送サービス業務を初めて6年のベテランだが、今回の瀋丹高速鉄道での乗務は、彼女にとってまた一つの新しい経験となる。勤務開始を前にした心構えを彼女に聞くと、「準備は万端整いました。私たちはいつ何時でも出発できます!」との答えが返ってきた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月31日