9月17日に開幕した「東京ゲームショウ2015」(TGS)に、中国からも多くのモバイル・スマホゲーム会社が出展した。米ブルームバーグが報じた。「鉄皮人科技/Tinman Arts」や「空中網/KONGZHONG」など中国の有名ゲームメーカーは、展示会を通じて日本のゲーム設計の考え方を理解し、日本市場に一石を投じたいとしている。
中国のゲーム市場は、アリババやテンセント、百度の運営するプラットフォームを基盤に急成長している。中国の出版会社はゲームを利用し、海外市場の拡大に向け資金支援を行う。中国移動は中国国内でのゲーム収入が36%増の65億米ドルに達する見込み。ゲーム収入は米国を抜き、日本との差も縮小する見通しだ。
「中国の大企業で、日本市場に興味があるなら、東京ゲームショウに出展すべきだ」日本のモバイルゲームのマーケットリサーチやコンサルティングを手がける「Kantan Games」の創始者であるSerkan Totoは語る。「中国企業が日本のユーザー向けに製品を売り込みたいなら、70億米ドル規模にも上る日本のモバイルゲーム市場は宝石箱だ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月22日