日本経済学会年次大会会場
雲南省昆明市で11日、「全国日本経済学会2016年年次大会・学術研究討論会」が開幕した。第4回南アジア博覧会のフォーラムの一つとして、今回の年次大会では「中国自由貿易区の発展と日本要素」をテーマに、新情勢を迎えるなかの中日の経済・貿易協力について議論が繰り広げられた。
年次大会は足元の世界経済の情勢や今後の傾向について、◇グローバル化の進行、◇構造的再編の加速、◇発展モデルの転換、◇グローバルガバナンスの進行--を特徴に挙げた。こうしたなか、中国は発展戦略として対外開放を堅持し、時代にふさわしい新たな発展理念を掲げ、世界の多極化を踏まえて積極的かつ現実的な自由貿易区戦略を遂行しており、発展の新秩序の形成で指導的な役割を果たしていると指摘。
年次大会は3つの分科会を設置。「中国自由貿易区の発展と日本要素、中日と南アジアの経済協力」、「日中経済貿易関係の阻害要因、課題と先行き見通し」、「世界経済の新たな変化と日本経済」をめぐり、全国40の企業・機関からの学者、専門家が議論。また、中国社会科学院と外交学院の専門家3人が、それぞれ「世界経済の大局と戦略的選択」、「中日経済関係の苦境と活路」、「アベノミクスと日本経済の展望」をテーマに基調報告を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月14日