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japanese.china.org.cn | 31. 10. 2016

中国の国家級海外経済貿易協力区、中国とキルギスの農畜産業協力を後押し

タグ: 中国経済貿易協力

梱包された鶏肉をトラックに積み込む作業員。この後、卸売市場やスーパーに向かう(10月27日)

中国の食品大手、河南貴友実業集団が2011年に中央アジアのキルギス共和国に設立した「アジアの星」農業産業協力区――。インフラやサプライチェーンの整備が進んだことや、環境に配慮した経営に取り組んだことから、今や中国とキルギスの農業・産業協力の手本となっている。2016年8月には、中国商務部と財政部から国家級海外経済貿易協力区にも指定された。

家禽肉・卵製品は「アジアの星」の主力取り扱い製品となっており、首都ビシュケクに複数ある大型農産物卸売市場では「アジアの星」の製品が市場シェアの約半分を占めている。キルギス政府からは初となる大規模畜産加工品メーカーにも認定された。

河南貴友実業集団は2011年からキルギスで投資・開発を開始。北部のチュイ州イスクラ村にあった閉鎖された畜産加工工場を買い取り、「アジアの星」農業産業協力区を設立し、農作物の栽培や家畜・家禽の飼養、屠畜、食肉加工、食品二次加工などの産業を促進。産業の一体化や集積による活性化をめざし、多くの企業を誘致するとして、3期に分けて協力区の建設を進めている。

これまでに中国企業8社が入居し、畜産、屠畜、加工、販売などを手がける第1期プロジェクトの建設が完了。次段階として、牛や羊の屠畜場や食品の二次加工を行う生産ライン、印刷・梱包、コールドチェーンなどの整備を進め、より多くの企業を呼び込みたいとしている。

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