上海と雲南省の昆明を結ぶ滬昆高速鉄道はこのほど、貴州西区間での調整作業が終盤に入り、月末にも営業運転を開始する見通しとなった。
着工から8年を経てついに全線開通の運びとなる。起点を上海駅、終点を昆明駅とする中国大陸を東西に結ぶ路線で、全長2266キロメートル、設計速度は350キロ/時。上海と浙江省の杭州を結ぶ高速鉄「滬杭旅客専用線」、杭州と湖南省の長沙を結ぶ高速鉄道「杭長旅客専用線」、湖南省長沙市と雲南省昆明市を結ぶ「長昆旅客専用線」の3路線から成る。
上海、杭州、江西省の南昌、湖南省の長沙、貴州省の貴陽、昆明の6つの省都および直轄市を経る、東西を結ぶ路線では中国最長で、通過する省の数が最も多い路線となる。写真は滬昆高速鉄道貴州西区間の試運転の様子(12月17日撮影)。新華社が18日付けで報じた。