発電所工事現場
年末年始の連休中、四川省の雅礱江(がろうこう)両河口水力発電所の工事建設現場を取材した。この極寒にもかかわらず、作業員らは昼夜を分かたず働き続けていた。
雅礱江両河口水力発電所は、雅礱江と鮮水河(せんすいが)の合流地点から2キロほど下った場所にある。標高3000メートルの高地で気候条件も非常に厳しい。急峻な山肌には、滔々たる雅礱江の急流を見下ろすかのように、高さ295メートルの巨大なダムが鎮座する。
世界屈指の難工事として知られるこの建設工事と運営管理を請け負ったのは、地元四川省成都市の雅礱江流域水力発電開発有限公司だ。2015年に11月に堰き止め工事が完了、2023年12月の完成をめざす。水力発電所の設備容量は300万キロワット。チベットのクリーンエネルギーを慢性的に電力が不足する東部沿岸地域に送るのが目的だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月4日