習近平国家主席はこのほど世界経済フォーラム2017年度年次総会(ダボス会議)に出席した際、「今年5月、中国は北京で『一帯一路』(the belt and road)国際協力サミットフォーラムを開催して、協力プラットフォームを共同建設し、協力の成果を共有していきたい考えだ」と述べた。世界に向けて、「一帯一路」をめぐって北京で集まろうとのメッセージを発したことになる。中国・パキスタン経済回廊(CPEC)は「一帯一路」の中心プロジェクトとして全面的実施の段階に入り、その推進力の大きさ、協力の充実ぶりにより、中国と「一帯一路」沿線諸国との協力の中でトップクラスに位置づけられる。人民日報が伝えた。
カラコルム・ハイウェイのバージョンアップ改良2期工事プロジェクト(ターコット–ハヴェリアン区間)で排水渠を覆うボードを設置している様子。(撮影:徐偉)
パキスタンのアズィーズ元首相はこのほど、「『一帯一路』がパキスタンの運命を変えていく」と指摘した上で、「『一帯一路』の重要先行プロジェクトとして、CPECの枠組みの下での大型エネルギー・インフラプロジェクトがパキスタンの経済成長の重要なエンジンになり、より多くの経済活動とより大きな発展チャンスをパキスタンにもたらすことになる」と述べた。