日本の家電再処理工場 資源利用の最大化を実現

日本の家電再処理工場 資源利用の最大化を実現。

タグ: 日本家電

発信時間: 2017-02-24 17:31:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ペットボトルを捨てる時にはいくつかの手順があり、ゴミを出す時には時間に気をつけなければならず、古くなった家電製品を捨てるにはお金がかかる……日本の資源回収システムは資源利用の最大化をほぼ実現しているといえる。このほどパナソニックの家電再処理工場を取材したところ、冷蔵庫やテレビなどの廃棄家電がどのように「利用され尽くす」のかを目の当たりにすることができた。「重慶晩報」が伝えた。

▽ロボットがネジを取り外し

茨城県にあるパナソニック環境エンジニアリング株式会社では、エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫をはじめ多くの廃棄家電を処理している。同社はパナソニックと三菱マテリアルが2005年に合弁設立したもので、解体、粉砕、精製を経た各種プラスチック・金属資源は両社に提供されるだけでなく、外部へも販売されている。

防塵マスクと帽子を装着して工場の廃棄家電解体回収エリアに入った。背面のカバーが取り外された液晶テレビがベルトの上をゆっくり進み、ロボットが内部のネジを1本1本取り外していた。2体で1組になったロボットが1日あたり約300台の液晶テレビからネジを取り外すという。

廃棄冷蔵庫の解体処理エリアに行くと、労働者たちが内部のプラスチック部分を取り出して単独で破砕処理するほか、全身防護服の労働者が冷媒のフロンを注意深く取り出していた。冷蔵庫はさらに密閉された空間に運ばれ、そこでは労働者がレーザーを利用して切断作業を行っていた。

解体された廃棄家電のプラスチック、銅管、鉄板などは分類されて近くの工場で粉砕精製処理される。プラスチック製品は第一段階の粉砕処理が終わると、天井近くに設置されたパイプラインを通って隣の工場に直接運ばれ、高精度の分別装置によりPP樹脂、PS樹脂、ABS樹脂などに分けられて再利用される。エアコンに使われた銅板は大型粉砕機に送られ、ロボットが鉄、銅、アルミなど各種金属を取り出すと、銅の塊が次々に機械の下にある袋の中に落ちていく。この分別作業を経た銅の純度は99%に達するという。

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