第17回中国ホテル世界フォーラム(China Hotel Global Forum、CHF) が3月21-22日、リッツカールトン広州で開催された。
同フォーラムは、中国飯店雑誌社が創設したもので、アジア太平洋ホテル協会、全聯不動産商会、中国ホテル業名人倶楽部などの機関が共催する。年に1度の開催で、今年は17回目。今回は「非凡なものに敬意を」をテーマに、匠の精神の発揚と中国式サービスの創出を目指す。フォーラムには国内外から1000名余りのゲストが参加した。
21日午後の開幕式の後に、リーダー円卓会議が開かれた。会議では、中国旅行ホテル業をめぐり匠の精神をいかに発揚するか、全域旅行がもたらすチャンスと試練などについて議論が展開された。その後、投資M&A、ホテルのシェアリング、スター飲食店、オンライン旅行の4つのテーマについてパラレルセッションが開かれた。
晩餐会では、全聯不動産商会ホテル投資商会が、華住ホテルグループ、ローズウッドホテルグループなど新メンバーの就任式典を開催。中国ホテル業名人倶楽部は、北京大董飲食投資有限公司の董振祥・会長の新メンバー加入を祝った。
22日午前には、中国国家旅遊局データセンター副研究員、中国旅遊研究院産業所副所長を務める楊宏浩・博士研究員が「オーナーの視点、ホテル管理会社指数ランキング」を発表した。その後は、田園生活への回帰、民泊、飲食業の投融資、業界を跨いだ特別プログラムの4つのテーマをめぐり、パラレルセッションが開かれた。
その後は、ホテルの投資側と管理側による討論会を実施。ホテルの投資家は管理者の経営に介入すべきか、管理者は上級管理職への権限・責任の付与をいかに強化するか、第三者による管理は中国のホテルオーナーの利益と価値観に合致するか、などを論点にして議論を深めた。
午後は、フォーラム組織委員会のスポークスマン、中国互聯網新聞中心副主任、中国網副総裁を務める李富根氏が、今回の中国ホテル金馬賞の選定状況をメディアに説明。その後、今年最も影響力のあった人物、ホテル業の「オスカー」といわれる中国ホテル金馬賞の授賞式が行われた。
フォーラム期間中には、不動産業協会2017会長弁公会議、2017CHF中国ホテルブランド展示会などのイベントも行われた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月29日