このほど発表された「2017年3C市場産業報告」によると、中国の消費電子製品市場の17年の売上高は前年比7.1%増加する見込みだ。そのうちオンライン市場での売上高の伸びがオフライン市場の約3倍になることが予想されるという。中国新聞網が伝えた。
ドイツに本社を置くマーケティングリサーチ会社GfKと京東商城がこのほど共同で発表したこの報告書では、「中国の消費電子製品市場の17年の売上高は前年比7.1%の伸びを達成し、このうちオンライン市場での売上高は同15.1%増加し、オフライン市場での売上高は同4.1%増加する見込み」としている。
また同報告書によれば、15年第1四半期(1-3月)から16年第4四半期(10-12月)までの間に、価格2500元(1元は約16.1円)以上の携帯電話が販売量全体に占める割合は19%から27%に上昇し、5千元以上のノートパソコンは18%から32%に上昇し、1万元以上のデジタルカメラは5%から11%へと急速に上昇した。
同報告書は、「中国の消費者は科学技術的な印象がより強い中級から高級の製品を選択する傾向があり、中でもゲーム用ノートパソコン、フルフレームカメラ、ウェアラブル設備といった製品、アップル社の携帯電話、超薄型ノートパソコンなどの高価格、高付加価値製品が消費者に徐々に知られるようになり、注目されるようになっている」との見方を示した。