従って、「一帯一路」は対外開放の大戦略であるとともに、国内経済にもたらす影響についても無視できない。
資本市場について言っても、「一帯一路」は同様に巨大なチャンスをもたらす。今年は「一帯一路」を全面的に推進する肝心な一年になる。この戦略の不断の推進につれて、業界は利益をこうむる。同時に5月の「一帯一路」国際協力ハイエンドフォーラムの開催で、さらに多くの国際重点領域での協力プロジェクトが契約される可能性がある。これに関する発注の増加は、建材、土木機械、電気設備などの業界の景気を浮揚させることになる。
大きな商機に恵まれると同時に、資本市場は「一帯一路」戦略を推進する上で大きな役割を発揮している。先日、ロシアアルミニウム産業聯合公司(UC RUSAL)が新パンダ債券の発行を成功させた、ただし、開始時には10億人民元に限っている。これはロシア大型主要企業が初めて中国で発行するパンダ債券で、「一帯一路」沿線国家が初めて発行するパンダ債券でもある。
このパンダ債券発行の成功は、「一帯一路」沿線国企業が中国資本市場で融資した有益な試みである。「一帯一路」沿線国の企業の資金融資のパイプを広げることは、沿線国家の金融協力方式を深化させたといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月31日