大口商品投資利便化と国有企業改革の深化
梁黎明氏によると、浙江自由貿易試験区全体案は、大口商品の国際配置能力の向上という重大な命題に焦点を絞り、精製油を中心とする大口商品投資利便化及び貿易自由化などの特色ある試行任務を打ち出し、模索する。全体案は浙江省の海上保税燃料供給倉庫の設立、異なる税目による保税燃料混合・調整、保税燃料の関税エリアをまたぐ直接供給などの模索を認めている。これは供給側の構造改革の需要であり、中国の国際船舶給油などの海事サービス面の不足を補い、中国の国際保税燃料市場における競争力を高めるため極めて重要だ。
全体案は精製油備蓄・輸送・投資主体の多元化、精製油備蓄モデルの革新、備蓄・輸送インフラ整備の加速などに対して、模索の大きな余地を残した。こうすることで民間で放置されている石油備蓄庫資源を効果的に活用し、中国の石油備蓄面の弱点を効果的に補い、中国のエネルギー・経済安全をさらに保障することができる。
王大偉氏によると、市場中心型の体制・枠組み改革を加速し、積極的に構造を調整することで、自由貿易試験区を東北旧工業地帯の発展の全体的な競争力の向上、対外開放の新たなエンジンとする。これは国家が遼寧自由貿易試験区に与えた重要な使命だ。遼寧省は国有資産・国有企業改革をさらに掘り下げ、東北旧工業地帯の発展の全体的な競争力を高める。自由貿易試験区内で混合所有制改革の試行を重点的に実施し、各種所有制の資本優位性の相互補完を模索し、体制・枠組みを相互促進し、国有企業ガバナンスモデル及び経営枠組みを整える。