今回のモーターショーに出展された新エネルギー車は159台で、このうち国内メーカーが96台、海外メーカーが63台だった。大手メーカーの先端技術、最新の設計、環境保護理念を体現する電動コンセプトカーが大きな注目点となり、モバイルインターネットや自動運転などの新興技術との連携が今後の自動車の発展トレンドになるとみられる。
北京新能源汽車(北汽新能源)は傘下の重量級製品8車種を携えて登場した。4月に発売されたばかりのビジネス車「EH300」、スタンダード車の「EU260」や「EC180」、さらに高級ブランドの「ARCFOX-1」や「ARCFOX-7」などがある。今回初お目見えとなったのは航続距離400キロメートルの「EX400L」のSUVニューモデル車で、来年の発売が予定される。このほか観致汽車の「Model K-EV」、広汽伝祺の「GE3」、比亜迪の「宋EV」などの新エネルギー車が続々登場し、来場者の目を楽しませた。
▽新ブランド 妍を競うインターネット自動車メーカー
過去のモーターショーに比べて、今回は規模が過去最大であるだけでなく、自動車の新ブランドの姿が多くみられるところに特徴がある。
11車種をひっさげてモーターショーに登場した蔚来汽車は新参組だが、伝統的メーカーの目の前で臆することなく大規模な陣営を張った。会場の国家エキシビションセンター7.1館をみると、蔚来の展示面積は3600平方キロメートルに達し、新顔ブランドの中で出展の陣容がもっとも大きい。最新の量産車「蔚来ES8」が初めて公開され、主力車種の「超跑EP9」も予約販売をスタートした。第1段の6台のオーナーには馬化騰氏、劉強東氏、雷軍氏ら6人の起業家・投資家の名前が並び、第2段は限定10台が製造されるという。