新型エンジンで新たな発展を駆動、南東4省・自治区の地域発展を見る
新型エンジンで新たな発展を駆動、南東4省・自治区の地域発展を見る。
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広西チワン族自治区を除き、広東省、福建省、海南省のGDPは今年第1四半期に高い成長率を示した。広東省は7.8％、福建省は8.6％、海南省は8.9％。
専門家は、南東4省・自治区の経済発展の重要データが高い成長率を示していることについて、地域発展の新たなエンジンが形成中であり、経済の内的な質が向上し、安定的に前進する流れが示されていると分析した。
南南鋁業株式有限公司の鄭玉林董事長は「企業は製品と同じく寿命があり、一定期間内に革新とモデルチェンジに取り組まなければ淘汰される」と話した。同社の第1四半期の生産高は80％以上も増加した。これは企業が新たに着手したハイエンド新材料プロジェクトによるものだ。
供給側構造改革の加速に伴い、珠江デルタの産業アップグレード、構造モデルチェンジが段階的な成果を手にし、革新駆動型発展段階に率先して突入した。広東省財政庁のデータによると、広東省の第1四半期のコンピュータ・通信・その他の電子設備製造業の税収が20.7％増、ソフト・情報技術サービス業の税収が36.7％増となった。ハイテク製造業と現代サービス業が、新たな成長の原動力になっている。
福建省、広西チワン族自治区、海南省も遅れてはいない。第1四半期のデータを見ると、これらの地域の新たな原動力も形成を加速していることが分かる。
インターネット産業は海南省の12大重点産業のうち、重要な地位を占めている。海南生態ソフトパークの昨年の生産高は232億7000万元。今年3月までにテンセント、東軟、中軟、東華ソフト、金山雲など1512社が登録済みだ。ソフトパーク市場企画部の責任者である陳金梅氏は「第13次五カ年計画最終年（2020年）まで、海南生態ソフトパークは年収500億元、年間税収20億元を実現し、海南省のインターネット産業年間売上高1000億元という目標実現を支える」と話した。
海南省統計局のデータによると、同省の12大重点産業付加価値額は第1四半期、前年同期比12.1％増でGDP成長率を大幅に上回った。経済成長への寄与度は112.5％に達した。
福建省と広西チワン族自治区では、新産業・新業態に基づく成長のエンジンの形成が加速中だ。広西チワン族自治区では第1四半期、機械、電子、医薬品、「インターネット＋」、新興サービス業が力強い発展の流れを示し、ハイテク産業の付加価値額が15.4％増となった。福建省の一定規模以上ハイテク産業付加価値額は8.5％増で、一定規模以上工業企業を0.5ポイント上回った。
暨南大学自由貿易区研究院副院長の謝宝剣氏は「構造のモデルチェンジが必然的な流れとなっている。発展方法の変化も現在、南東部と全国各地に新たな革新のエネルギーを注ぎ込んでいる。中国経済のギアチェンジが本格的に始まった」と指摘した。
中国経済は今後どこに向かうのだろうか。広東省、福建省、広西チワン族自治区、海南省のデータを見ると、これを予想することができる。専門家は投資データに基づき、モデルチェンジに伴う経済の質向上により、実体経済から虚構経済への移行が制御されると判断した。
南東部4省・自治区の投資は第1四半期、全体的に安定成長の流れを示した。うち広東省の固定資産投資（農家を除く）は、物価変動要素を除く実質成長率が7.9％に達した。福建省全体の固定資産投資の成長率は、前年同期を5.2ポイント上回る16.7％に達した。
投資の出処を分析すると、内的原動力の強化が続いていることが分かる。例えば海南省の民間投資が全省固定資産投資総額に占める割合は60.8％で、全省固定資産投資総額の成長への寄与度は63.1％に達した。福建省の固定資産投資は、不動産投資の成長率が低下を続ける中であっても、高い成長率を維持した。製造業の投資が31.9％も急増し、民間投資が20.7％増加したことがその主因とされている。資金の虚構経済から実体経済への移行の流れが形成され始めている。
謝氏は「世界経済には現在、回復の兆しが見られる。国内の資金が実業に向かい、中国経済の好転を示している。経済の今後の動向については、慎重に楽観できる」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2017年4月25日
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