林鄭月娥・行政長官はあいさつで、「債券通の開通は香港と中国本土の資本市場の相互接続の深まりを示すもので、互恵協力の計画だ。今後は本土から香港への『南行き』取引の開通に取り組んでいく」と述べた。
人民銀の潘功勝・副総裁は、「南行き」取引の開通について、香港金管局から状況を聞き取る予定だが、導入時期は未定だと語る。香港証券取引所の李小加・最高経営責任者(CEO)は、「『南行き』取引はいつか必ず始まるだろうが、それは需要に基づき決定する。開通のための開通ではなく、充分な需要が揃ってから開通することになる」と述べた。
人民銀は、「今後は香港金管局、香港と本土の金融機関、それぞれの市場参加者とともに、『債券通』の試行状況をもとに関連の制度整備を進め、中国債券市場の健全な発展と着実な開放を推進する」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月4日