変電所竣工式典の様子
中国の企業が建設を請け負ったベラルーシ最大の変電所が7月31日に竣工し、ベラルーシ側に引き渡された。これは、ベラルーシで建設中の原子力発電所に向けての変電関係の準備がすでに整ったことを意味する。
330キロボルトのボスタウェ変電所はベラルーシのヴィーツェプスク州に位置し、工事請負は中国電力工程顧問集団公司傘下の華北電力設計院有限公司である。
変電所は三年以上をかけて建設された。ベラルーシの原子力発電所の必要とする電力出力・電力網連結関連の最大のプロジェクトである。ベラルーシのグルデヌ州、ウェジブスカ州とミンスカ州に向けて110キロボルトの電力を送ることはその主な事業内容となる。
ベラルーシのエネルギー部長、ポツプチカ氏は竣工式の式辞の中で、「ベラルーシ初の原子力発電所は2020年建設完了の予定である。ボスタウェ変電所はベラルーシが原子力発電計画を実施するにあたり、その重要な施設の一つとして、原子力発電所から消費者に電力を送ることを保障する上で、大きな役割を果たす。ベラルーシのエネルギーシステム建設においても重要な意義を持つ」と述べた。