南アフリカのデイビス貿易産業大臣は、BRICS内部の投資の利便性向上で成果が上がったことを高く評価し、「各国の投資機関は、協力や交流、情報共有を強化し、パートナー国の先進的な経験や手法を学習すべき」と奨励した。また、BRICSの投資環境に対する企業の認識が深まるよう、BRICS厦門サミット期間中に関連の投資促進イベント開催を提起した。デイビス大臣は、同国のワンストップ式投資促進窓口である「貿易産業省投資庁(Invest SA)」を取り上げ、同様の手法をBRICSパートナー国にも参考にしてほしいと呼びかけた。
サービス貿易がBRICS貿易の重要な成長分野となっているが、観光もその一環として不可欠だ。中国商務部国際司の張少剛・司長は「観光はBRICSの得意分野」だと語る。BRICS国家間の観光協力は勢いよく拡大している。南アフリカ観光局アジア太平洋地区のBradley Brouwer総裁によると、2016年に南アフリカを訪れた中国人観光客数は11万人を超え、前年を38%上回った。南アフリカ観光省のTokozileXasa副大臣は、「南アフリカの観光業界は中国を核心市場と見なす」としていた。同観光省は、これを基に「1%計画」を提起し、中国人海外旅行客の1%を同国に誘致することを目標とした。南アフリカは中国で5つのセンターを増設したほか、中国で頻繁に観光プロモーションイベントを実施し、「虹の国」の豊かな旅行資源を展示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月8日